Entries

あけまして252

 昨日は注文しておいた「ドラえもんお節料理」などを食べたのちに、映画「252」を観に行きました(笑)。

 内容としては新橋限定スペクタクル映画という感じ。
 フジテレビが壊滅する姿を痛快に描いているにも関わらず、日テレ(シオサイト)が描かれないのはズルい! とか。放棄された旧新橋駅が出てくるのは、大友克洋(「「SOS大東京探検隊」)や押井守(「パトレイバー2」)とおなじ世代的なものか! とか(「252」の原作は小森陽一。「海猿」の原作者)。ハイパーレスキューのスタイリッシュ姿を描きつつも「情に流される」という一番がっかりな部分が描かれている……とか。
 気になるところはたくさんありましたが、それでも緊張感を増していく事件の段取りや、大量虐殺、主観から客観に視点が変わることでヒーロー誕生を演出するシーンなどは見応えがありました。

 おもしろいなと思ったのは「極限状態」の人の心理の描かれ方。大量死を目撃し、自分自身も瀕死になるような事態に出会ったとき、人はどうなるのか。善に目覚めるのか。狂気に走るのか。「252」は徹底して前者「善」に目覚めます。トラウマのある主人公も、利己的だった社長も、研修医の男の子も、イイヤツになっていく。
 でも、たとえばアメリカの映画だとパニック時に民衆の多くは「狂気」に走ったりしますよね。
 こういう部分に作品のテーマと、それに対する掘りの深さの違いが出るのだな、と。
 忘れられないのはS・スピルバーグの「宇宙戦争」で、逃げ遅れた子供(ダコタ・ファニング)を助けようとした善人の大人たちが、結果として子と親の離ればなれの状況を生んでしまうという皮肉的な展開です。これは「善き人」が「狂気」を呼ぶという、仕掛けになっています。そういうところが、作品の深さになるのでしょう。

 それにしても香椎由宇は「つかえない美人」を演じさせるとおもしろい。
 予想をことごとくハズし、あとこちをパニック状態にしていく。カメラに映るたびに、ボーッとしている。
 トンネルパニック俳優・山田孝之と並ぶ、本作の2大スタアだと思いました。

252!!252!!
今後困ったときはニー・ゴー・ニ! と叫びたいと思います。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
今年の僕のおみくじの結果は(明治神宮)
 
慎独
「人知れず思ふこころのよしあしを
照し分くらむ天地のかみ」

とのこと。つまり、ひとりでがんばれってことですね、おそらく。

去る年を振り返りつつ

さっそくだけど、まずは去る年から。
2008年を振り返ってみたい。

まず、長年お手伝いしてきたゲーム
●「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」
が発売されたことがなによりもうれしい。
がっつりとかかわったタイトルです。

次に。
今年はたくさんの単行本(ムック)を編集/執筆させていただきました。
参加した単行本を振り返ってみると……。

●「天元突破グレンラガン 最終発掘完了編 FINAL DRILL」(小学館)
副編集/執筆(1月→3月)
アンダーセルのみなさんと編集と執筆、取材をさせていただきました。
スタッフが全身全霊を注いだ「天元突破グレンラガン」という作品を
じっくりと取材した、完全燃焼の1冊。分厚い!300ページオーバー!!

●「FREEDOM SCENARIOS0→3」(小学館)
編集/執筆(4月)
●「FREEDOM SCENARIOS4→7」(小学館)
編集/執筆(5月)
CGの最前線をたっぷりと取材させていただきました。
シナリオ集というものを、いかに面白く構成するかを追求した上下巻。

●「コードギアス 反逆のルルーシュ illustrations Rebels」(角川書店)
執筆(6月)
「Newtype」で「コードギアス」の担当だったため、お手伝いさせていただいた画集。
とくにインタビューでは、スタッフのみなさんのお力をお借りして、よいものになったのでは。

●「墓場鬼太郎読本」(角川書店)
編集/執筆(7月)
2008年の奇跡。原作の世界を完全再現したアニメ「墓場鬼太郎」の完全解説本。
原作とアニメを並列に紹介するという試みに挑みました。
水木しげる先生、京極夏彦氏、佐野史郎氏の原稿もすばらしい!

●「ジブリの森とポニョの海 宮崎駿と「崖の上のポニョ」」(角川書店)
執筆(8月)
宮崎駿監督とロバート・ホワイティング氏の対談を構成しました。
あと、作品解説とか。いやはや貴重な体験でした。
個人的には「ポニョ」大好きです。

●「オフィシャルファンブック 劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇 熱きアニキの血潮本」(角川書店)
お手伝い(10月)
お手伝いに徹したグレンラガン本。たっぷりと密度のある本になったような気も。
面白いと思います!

●「ALL ABOUT 渚カヲル A CHILD OF THE EVANGELION」(角川書店)
執筆(10月)
「エヴァンゲリオン」の渚カヲルオンリー本。
冒頭の変なポエム、マンガのページの構成、
カウントダウン、川柳、肉体ウォッチなどの企画ページを担当。
ようは頭の悪いところ担当です。よかった。

●「Genius Party Beyond 公式ガイドブック」(芸文社)
構成/執筆(10月)
鬼才、天才、秀才の才能あふれるアニメ監督たちの競演。
「Genius Party Beyond」のガイドブックを作りました。
僕は3監督の構成/執筆を担当。インタビューが面白いと思うのですが。

●「オフィシャルファンブック ストライクウィッチーズ コンプリートファイル」(角川書店)
編集/執筆(12月~2009年1月)
アニメスタッフのみなさまの協力のおかげで
すんごい本になりました。売れるといいな。
まだまだがんばります。

ほかにも「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇」のパンフレットや
アニプレックスの季刊フリーペーパー「AniCom」の執筆/構成などを
担当しました。
あとDVDではアニメ「図書館戦争」「のだめカンタービレ」「モノノ怪」
のブックレットを制作しています。

今年は書評をはじめたり、
いろいろと新しい仕事をしました。

今年1年の反省としては、粗い仕事が多かったこと。
みなさんに大変なご迷惑をおかけしました。
すみませんでした。
いや、初心にかえって
まだまだがんばります。本当に!

2009年は新しい仕事をはじめます

志田英邦とは

はじめまして
志田英邦です。

フリーランスのライターなど雑文を書いております。
原稿を書いている雑誌は
「週刊SPA!」(扶桑社)「CONTINUE」(太田出版)
「smart」(宝島社)「Newtype」(角川書店)
「コンプティーク」(角川書店)などなど。

単行本の著作は
インタビュー集「ゲーム・マエストロ」(1~5巻)(毎日コミュニケーションズ)
ドキュメンタリー「Xbox LIVE」(NTT出版)
など。

最近は以下の書籍を編集いたしました。
「天元突破グレンラガン 基礎工事編 BASIC DRILL」
「天元突破グレンラガン 最終発掘完了編 FINAL DRILL」(小学館)
「墓場鬼太郎読本」(角川書店)
「ストライクウィッチーズ コンプリートファイル」(角川書店)

イベントでは最近
「オタク大賞」というイベントに出演しております。
2009年1月8日に
新宿ロフトプラスワンにて
「オタク大賞 2008」に
コメンテーターとして出演する予定です。

どうぞよろしくお願いいたします。

Appendix

Profile

Author:shidaill
志田英邦
ライター/編集者/シナリオライター/作家
日々睡眠不足。
連絡先は以下まで!
shidahidekuni@gmail.com

■執筆雑誌
「週刊SPA!」(扶桑社)「CONTINUE」(太田出版)「smart」(宝島社)「Newtype」(角川書店)「コンプティーク」(角川書店)など
■単行本(執筆/編集)
「ゲーム・マエストロ」(1~5巻)(毎日コミュニケーションズ)
「天元突破グレンラガン 基礎工事編 BASIC DRILL」
「天元突破グレンラガン 最終発掘完了編 FINAL DRILL」(小学館)
「墓場鬼太郎読本」(角川書店)
「ストライクウィッチーズ コンプリートファイル」(角川書店)など

Latest Trackbacks

Monthly Archive

FC2 Counter

Search Form